2011年04月25日

オープンソースより高いものはない?

 オープンソースのOSであるLinuxのカーネル(中枢機能)に特許違反があるということで、それを利用しているGoogleがBedrock Computer Technologiesという企業に訴えられていたようですが、最近、Googleが敗訴しました。

Linuxコードの利用をめぐる特許訴訟でグーグルが敗訴
http://japan.cnet.com/news/business/35002053/
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オープンソースとは

 まずオープンソースの「ソース」とは「ソースコード」の略です。ソースコードは、人が英単語や記号の羅列を入力してできたテキストファイルで、コンピューターがどのように動けばいいのか事細かに書かれています。

 ソースコードは作者の考え次第で世間一般に公開されるものもあれば、公開されないものもあります。公開されている場合、スキルさえあれば元の作者でなくても、そのソースコードを編集することで、独自に機能を拡張したり余計な機能を削除することができます。

 オープンソースソフトウェアはそれを発展させたもので、単に1人(または1企業)がソースコードを書いて公開するというだけではなく、ソースコードの作成に誰でも関われるようにして、みんなで開発していくようにしたソフトウェアです。

 Linux以外のオープンソースソフトウェアの例として、ウェブブラウザーのFirefoxがあります。

なぜGoogleが訴えられたのか

 通常、ソフトウェアに特許違反があった場合、そのソフトウェアを作っている会社が訴えられます。しかし、オープンソースの場合、特定の企業や特定の個人がつくっているわけではありません。そのため、訴えるべき開発元というのは定まらないのです。

 かといって、オープンソースソフトウェアによって特許や著作権が侵害されたら泣き寝入りで、まるっきり無法状態になっているというわけではありません。開発元か定まらない以上、ソフトウェアを使用している企業や個人が責任を持たなければならないためです。GoogleもLinuxを使用していているのですから、特許に違反している機能を使っていることになります。そして、その特許違反はGoogleが責任を負うことになります。そのためにGoogleは訴えられ、敗訴したのです。

オープンソースを使用するリスク

 CNETの記事にはYahooやAmazonなどの有名企業の名前が挙がっていますが、ここに挙げられた企業以外でも、Linuxを使っている限り特許違反で訴えられる恐れがあります。しかも特許違反は1つや2つではなく283件あるのではないかと言われています。

 オープンソースソフトウェアは、どこの誰が書いたのか分からないソースコードで作られているわけですから、どこかに特許違反や著作権違反があるか把握しにくいところがあります。さらに悪いことに、オープンソースソフトウェアの多くは無料であるために、何か問題が起きたときに責任を取ってくれる人がおらず、使用者が自己の責任において使用しなければならないのです。
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タグ:特許 Linux
posted by 北条利彦 at 22:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソフトウェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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