2007年03月26日

「ホームページ」の意味

 いまでは、Internet Explorerなどのウェブブラウザーで見ることのできるページをすべて「ホームページ」と呼びますが、もともとホームページとはそのような意味ではなかったようです。

 私が知る限り、元来の意味は「ウェブブラウザーを表示したときに一番最初に表示されるページ」です。この意味での「ホーム」は、どこかに動いたりする際の基点になる位置を意味しています。キーボードで文字を入力するときに指を置く基本の位置のことを「ホームポジション」といいますので、ホームポジションの「ホーム」とホームページの「ホーム」は同じ意味だったことになります。

 このような意味だった「ホームページ」ですが、意味が次第に変化していきます。ウェブブラウザーを開いたときに最初に表示するページには、検索エンジンなどのトップページを設定しておくことが多いものです。そのため、トップページのことをホームページと呼ぶようになります(※1)。この意味では、「http://www.yahoo.co.jp/」はYahoo!のホームページですが、Yahoo!の地域情報(http://dir.yahoo.co.jp/Regional/)はYahoo!のホームページでないことになります。

 そして、インターネットが爆発的に普及してくると、「http://」で始まるアドレスをもつページ、つまりウェブページのことをすべてホームページと呼ぶようになったようです。

 ただし、「ウェブブラウザーを表示したときに一番最初に表示されるページ」という意味でホームページといわれることは今でもあります。実際、Windowsの「インターネットオプション」では、「ホームページ」という項目に設定したアドレスが一番最初に表示されるようになっています(※2)。

 当ブログでは紛らわしさを避けるため、「ホームページ」という用語は基本的に使用せず、「ウェブページ」と表記します。そして、ウェブブラウザーで一番最初に表示されるページを「スタートページ」と呼ぶことにします。


※1(2017年1月1日追記)
 現在はブログなどのコンテンツ管理システムを利用して情報発信することが当たり前ですが、以前はHTMLを手書きしていました。ウェブサイト内のどこにどの記事があるのかはサイト管理者任せであり、記事への固定リンクという概念はなかったため、ウェブサイト内のどこでも好きなところにリンクされてしまうと管理者が更新した際にリンク切れしてしまうのです。

 そこで、ウェブサイト管理者はリンク切れしないページを1ページだけ用意し、そこにリンクしてもらうことを呼びかけていたのです。その1ページに「Welcome to my homepage」と書いていたウェブサイトが多くみられました。

 今ではロボット型の検索エンジンが主流なので「リンクはホームページだけにしてもらう」ということを実現するのはなかなか難しいですが、当時は今と違って登録型の検索エンジンが主流だったので、ウェブサイトの入り口となる「ホームページ」を用意しておくことができたのです。

※2(2017年1月1日追記)
 Microsoft Edgeにはもう「ホームページ」の表記はなく、「起動時に開くページ」とか「スタートページ」と表示されます。
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posted by 北条利彦 at 13:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | ウェブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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