2013年10月03日

ココログの広告を消す

 2013年の7月、ココログ無料版の広告が増えました。詳細は次のウェブページに記載されていますが、すべての無料版ブログの上部と下部、および、30日以上更新されていないブログの記事の先頭へ、新たに広告が表示されるようになりました。

【再掲】ココログフリー(無料版)への広告領域の追加について
http://info.cocolog-nifty.com/info/2013/07/post-9167.html

 ……というわけで、Firefoxを使用している人は、アドオンの力を使ってこの広告を消してしまいましょう。

 まずはアドオンの準備です。Stylishというアドオンを利用しますので、このアドオンをインストールしていない方は次のURLへアクセスし、インストールしましょう。

Stylish :: Add-ons for Firefox
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/stylish/

 インストールすると、Firefoxのウインドー内のどこかに白い「S」の字をしたアイコンが表示されるかと思います。下の画像の例だとウインドー右上に表示されていますが、人によってウインドー下部かも知れませんし、表示されないかも知れません。表示されない場合はAltを押しながらV→T→Cのキーを順に押して「ツールバーのカスタマイズ」のダイアログを表示し、「Stylish」のアイコンをツールバーにドロップすることでアイコンを追加して下さい。
Stylish.png

 表示されたら、このアイコンをクリック→「新しいスタイルを書く」→「cocolog-nifty.com専用」をクリックして「新しいスタイル」ダイアログを開きます。

 あとは「名前」欄に「広告の非表示:ココログ」と記入し、本文にもともと書かれている内容は削除して次のコードを貼りつけて下さい。最後に「保存」ボタンをクリックします。

@-moz-document domain("cocolog-nifty.com")
{
  .ad-container, .adsense
  {
    display:none !important
  }
  
  #banner-header
  {
    margin-top: 1.1em !important
  }
}


 成功すると、適当なブログに移動したとき、広告が消えていて、Stylishのアイコンがカラフルに表示されるようになります。
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タグ:広告
posted by 北条利彦 at 21:37 | Comment(0) | ウェブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月16日

ほしい物リストに注意

 Amazon.co.jpで買いたい商品を見つけたとき、カートに入れておくか1クリックで今すぐ買うかと思います。近日中に買いたい物ならそれで良いのですが、「そのうち買おうかな」程度にしか思っていない商品を買い物かごに入れておくと、商品値段が変わったり、当初の出品者から入手できなくなったときにいちいちメッセージが表示され、少し邪魔に感じます。そこで、買い物かごに入れずにほしいものリストに入れておこう……なんて使い方があります。

 「ほしい物リスト」は、名前の通りに考えれば、そのような使い方をする物に見えます。しかし、この機能はそれだけではありません。

 この画像をご覧下さい。

ほしい物リスト.png

「ほしい物リスト」と大きく書かれているすぐ下に「このリストはほかの人が検索することができます」と書かれています。さらに、その右には「ほしい物リストサーチ」というものがあり、ここに人名を入力して検索すると、その名前の人が何をほしがっているのか表示されます。Amazonは大多数の人が実名で登録するでしょうから、ここから個人の趣味が漏えいしてしまうのです。

 ほしい物リストが漏えいしてほしくない場合は「ほしい物リスト」という見出しのすぐ下にある「公開/非公開の設定を変更する」のリンクをクリックして「非公開」を選べばOKです。

 Amazonの利用者がするべきこととしてはこの対策をすることくらいですが、Amazonがやるべきことは何でしょうか。自分の趣味を全世界に公開してしまうという重大な問題に対して、目立った警告も出さないAmazon.co.jpの姿勢には不信感を覚えます。商品購入の確認画面のように、画面1つ大きく使って、重要な部分を赤い文字にして情報が公開されることを警告するか、もしくは、明示的に公開の設定を入れない限り非公開にしておくべきだと思います。

 同様の問題は、Amazonのほしい物リストだけではありません。Googleのマイマップも標準では情報を公開するようになっており、自宅や職場の所在地を公開してしまった人がいます。

Googleマイマップで意図せぬ情報公開多発、「うっかり」で済めばいいが
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0811/09/news001.html

 ほしい物リストは「ほかの人が検索することができます」という、他の情報に埋もれた中にある小さい文字まで読まないと情報が公開されていることに気付かない仕様です。もしかすると、他のサイトの同様の機能や全然別の機能にも、気づかないうちに情報を公開してしまうものがあちこちにあるのかも知れません。漏えいして欲しくない情報を入力する場合は、サイトごと、機能ごとに、このように埋もれた短文すらも見落とさないよう念入りに探さないと情報を漏えいを防げない時代になりつつあります。

 安心して買い物もできない、地図に目印もつけられない状態になるくらいなら、不要な情報公開ができない方がよほど望ましいと私は思います。

Amazonの「ほしい物リスト」で本名や趣味がばれる? ネットで騒動に
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/12/news082.html
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posted by 北条利彦 at 11:48 | Comment(0) | ウェブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月21日

Amazon.co.jpのURLを自分で短縮してみる

 Amazon.co.jpの商品ページURLは次のように非常に長くなっている物があります。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%96-%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%B3%E6%95%99%E6%8E%88VS%E9%80%86%E8%BB%A2%E8%A3%81%E5%88%A4/dp/B004GTLUIC/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1356091105&sr=8-1

 何らかの理由でこのURLをどこかのサイトに貼り付けたいとき、これだけ長いものをそのまま貼るのは抵抗があるかもしれません。URL短縮サービスを使うというのも一法ですが、ここでは別の方法をとります。

 このURLを見てまず目につくのは%E3…の部分でしょう。ここが非常に長くなっています。この%と英数字の列は、日本語や一部の記号がURLに含まれている場合にこうなります。あくまでamazon.co.jpの場合に限りますが、実はこの部分、あってもなくてもアクセスできるのです。つまり、次のURLでも同じページが表示されます。

http://www.amazon.co.jp/dp/B004GTLUIC/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1356091105&sr=8-1

 ところで、商品の種類は当然ながら複数、それも大量にあります。URLを入力すると特定の商品のページにたどり着けるということは、URLのどこかに、商品を特定するための部分が含まれているはずなのです。

 商品は数え切れないほどの種類があるのでしょうから、桁の少ない数値では商品を特定できません。それを考慮すると、商品の特定に使っているのは B004GTLUIC か qid=1356091105 だろうという推測できます。どちらで商品を特定しているか、別の商品のURLを見れば一目瞭然です。

http://www.amazon.co.jp/dp/B0015WJARQ/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1356091105&sr=8-2

 先ほどの商品と比較してqid=1356091105の部分が一致しています。別の商品なのにqidが一致するということは、qidは商品を特定するための情報ではないといえます。

 それでは、qidの部分を削除してアクセスしたらどうなるでしょうか。

http://www.amazon.co.jp/dp/B0015WJARQ/ref=sr_1_2?ie=UTF8&sr=8-2

 実は、これでも商品のページにたどり着けます。商品を特定するための情報はB0015WJARQですから、余計なところをさらに削ってみましょう。

http://www.amazon.co.jp/dp/B0015WJARQ/

 なんとこれだけでも商品が表示されます。根拠は省略しますが、元々のURLに含まれていたのは「商品ページにたどり着くために、どのページを通ってきたのか」を表しているものと思われます。

 ちなみに、dpの部分も削除すると正しくアクセスできません。
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posted by 北条利彦 at 21:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | ウェブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月05日

ツイッター(Twitter)とは

 ご存じのように、ツイッターは有名人が何人もユーザー登録していたり、テレビのニュースでも取り上げられたほど有名なサービスです。いまさらなのですが、最初は私もいろいろととっつきにくいと感じたことがあるので、今回はツイッターを解説したいと思います。
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■(ブログ+チャット)÷2=ツイッター?

 まず、基本的なところですが、ツイッターは自分で投稿した文章(ツイート)を他人に見てもらったり、あるいは他人のツイートを見たりするためのサービスです。

 これを聞いただけなら同じようなサービスはいくつもあって、たとえばブログも自分で書いた文章を見てもらったり他人のを見たりします。基本的に、ブログに集まってくる人に人数制限はなく、書いた記事は(削除しない限り)ずっと残ります。

 インターネットのサービスは他に、チャットというものもあります。こちらは、少人数でチャットルームに集まり、その人たちと会話を交わすというものです。そのときの会話は、その瞬間しか見れません。

 ツイッターはその両方の特徴を持ち合わせています。ツイッターは人数の制限がなく大人数で参加ができます。みんなが投稿したツイートが大量に一覧表示され、古いものは流れていってしまうので、古いツイートを見ることはまずありません。そのため、「その瞬間に起きていること、思ったこと」が重要になってきます。

■検索が重要

 ブログでは、各人のブログにアクセスすれば投稿した記事がいくつも表示されますし、ブログ以外でもニュースサイト、ショッピングなどなど、アクセスしただけでいろいろと有用な情報がたくさん表示されます。しかし、ツイッターは検索しないと何も見れないといってもいいです。登録してから何もしないと、他の人のツイートは表示されません。他の人のツイートを見るには何といっても検索が大事です。それと関わってくるのが「ハッシュタグ」などです。

 ツイッターは何か検索するとその検索結果が表示されるのですが、検索結果を見ていると新しいツイートが刻一刻と表示されていきます。これを利用した機能がハッシュタグで、#から始まる半角英字の列が使われます。たとえば #tbs はTBSの番組を見ている人が検索に使用しているハッシュタグなので、テレビ番組を見ている他の人のツイートが見れるわけです。他にも #nhk #ntv #tvasahi #fujitv などがあります。

 そもそも他の人が何のハッシュタグを検索しているのか分からないのですが、ハッシュタグは忘れて普通に単語を検索しているうちに、ちょうどいいハッシュタグが見つかることがあります。誰かのブログなど、ツイッター以外のサイトにツイッター投稿ボタンがついていることもありますので、それをクリックしてみるという方法もあります。

■フォロー:読者登録

 さて、検索が重要なツイッターですが、検索しなくてもツイートを見れる方法があります。それがフォローです。フォローは実際に使ってみないとどういう機能なのか分かりにくいところがあるのですが、要するに読者登録です。誰かのツイッターアカウントを「フォローする」と、その人のツイートが自分の画面に表示されるようになるのです。逆に誰かにフォローされることもあり、この場合は自分のツイートがその人に表示されるようになります。
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posted by 北条利彦 at 21:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | ウェブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月28日

HTTPヘッダーとRefererとグーグル検索URL訴訟

 Googleの検索結果ページで別のサイトへのリンクをクリックすると、検索に使用したキーワードがリンク先のサイトに漏えいするということで、集団訴訟が起きたそうです。このニュースは技術的にどういうことなのかを解説してみたいと思います。

グーグル、検索語含むURLの受け渡しが訴訟の標的に
http://japan.cnet.com/news/business/story/0,3800104746,20422043,00.htm

 今ではウェブページの規格通りにウェブブラウザーが解釈してくれる場合が多くなったため、どのブラウザーを使って表示してもだいたい同じような画面が表示されるようになってきました。しかし、ほんの少し前までは、使用するブラウザーが異なると、ページがかなり乱れて表示される場合がありました。ウェブブラウザーが規格通りに表示してくれば良かったのですが、なかなかうまくいかなかったのです。
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 ウェブサイトを作成する人にとって、これは悩みの種になります。同じウェブページであれば、どのウェブブラウザーでも同じように見えるよう、ウェブブラウザーを出している会社(団体)が作ってくれればいいですが、それはサイト制作者がどうにかできることではないのです。

 それでは何も手段がなかったかというと、そうではありません。一応の解決策が用意されていました。ウェブサイトを閲覧するには、ウェブブラウザーがウェブサーバーにURLを送信しますが、このとき、「HTTPヘッダー」と呼ばれる付加的な情報も送信しています。通常、HTTPヘッダーにはどのウェブブラウザーのどのバージョンを使っているという情報が含まれているので、ウェブサイト制作者は、その情報を見て、訪問者が利用してるブラウザーに合わせてページを表示すればいいのです。

 さて、HTTPヘッダーには「リファラー(Referer)」というものがあり、これもウェブブラウザーから送信されています。その内容は、直前に表示していたページのURLです。たとえば、もしこのブログのリンクをクリックすると、利用者のウェブブラウザーは、このブログのURLをRefererとしてリンク先サイトに送信するのです。ブラウザーが送信している情報ですからブログの管理人である私が制御することはできませんし、制御できてしまっては危険ですらあります。

 さて、冒頭のニュースに戻りましょう。Googleの検索結果のURLをよく見たことはあるでしょうか。Googleで「中級解説」を検索すると次のようなURLになります。

http://www.google.co.jp/search?source=ig&hl=ja&rlz=&=&q=中級解説&btnG=Google+検索&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=

 見て分かると思いますが、検索した単語である「中級解説」が含まれています。そのため、検索結果画面のリンクをクリックしたとき、検索キーワードである「中級解説」が、リファラーとして送信されます。

 HTTPヘッダーはウェブブラウザーが自ら送信する情報です。サーバーが送信させているのではありませんから、もしユーザーがプライバシーは守りたいと思うのであれば、送信しなければ良いのです。

主要なHTTPヘッダー
Acceptブラウザーが扱うことのできるファイル形式
Referer直前にアクセスしていたページのURL
User-Agent使用しているブラウザー名とバージョン
Accept-Language使用できる言語
Hostアクセス先のウェブサーバー名
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2010年10月17日

検索エンジン Bing

 検索エンジンと言えばGoogleですが、最近私が気にいっているのはMicrosoftの検索エンジンであるBingです。コンピューター中級者の方は特に、Microsoftと聞くだけで敬遠する人もいるかと思いますが、Googleと比べて使いやすさが優れているのがBingだと思います。
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 Bingは、サイトの見た目がGoogleと似たところがあります。トップ画面で、日本語のみの検索か全言語の検索かを指定するオプションなどのレイアウトなどです。Webの検索はGoogleとほぼ同じような使い勝手です。Webで検索したときに、動画のヒットも多いときは動画の検索結果へのリンクが出てくる……というところも同じです。

 画像の検索となると、Bingの方がはるかに使いやすくなっています。検索結果の画像をクリックすると、Googleの場合は現画像へのリンクがどこにあるのか非常にわかりにくいですが、Bingだと結構目立つところにあります。Googleの場合、検索結果の画像の1つをクリックすると、次の画像を見るにはブラウザーの戻るボタンでいったん戻る必要があります。Bingでは、検索結果をクリックした画面でも、サムネイルとして他の検索結果を見ることができます。そのため、画像を1つずつ詳細に見ていくこともやりやすいです。

 動画検索では、Googleの場合は3ペイン構成になっていて、検索条件を指定するところと、検索結果が表示されるところと、スポンサーリンクが表示されるところがあります。幅の狭いウインドーで見ていると動画の検索結果が非常に狭くなってしまい、かなり見にくいです。これに対してBingでは、スポンサーリンクに相当するところがないので、検索結果が見やすくなっています。

 地図の表示はBingとGoogle Mapでは雲泥の差です。Bingでは左側のバーを非表示にできるため、マップがかなり広く表示されますし、必要になったら表示させることも可能ですから使い勝手が抜群に良いです。
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2009年10月01日

ウェブページの画像を保存する

 Internet ExplorerやFirefoxでは、画面に表示されている画像をドラッグしてデスクトップなどにドロップすることで、その画像を保存することができます。

DAndDSave.png


 背景の画像はドラッグできないので、この方法では背景画像を保存することはできません。しかしFirefoxでは、背景画像のあるところを右クリックすると[背景画像だけを表示]というメニュー項目が表示されるので、これをクリックして背景画像のみを表示させられます。その後、ドラッグ&ドロップでも[ファイル]メニューから[名前をつけて保存]でも保存できます。

ShowBackground.png


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2009年05月24日

Googleを電卓として使う

 Googleのトップページなどにウェブ検索のテキストボックスがありますが、ここに数式などを入れると次の画面のように計算結果が表示されます。

GoogleCalc.png


 ここでは乗算記号として「×」を入力しましたが、コンピューターで乗算記号として一般的に用いられている「*(半角アスタリスク)」や「×(バツ印)」も乗算記号として使用できます。同様に、割り算も「÷」や「/」が使用できます。

 単純な電卓以外にも、単位計算や計算ができます。「26インチをセンチに」を検索すると「26インチ = 66.04 センチメートル」という結果が表示されます。

 通貨の計算もできます。「100円を米ドルに」と入力すると「100円 = 1.0547 米ドル」という具合に、為替レートに応じた金額が出てきます。

 このほか、有名なSF小説に関係した冗談で「生命、宇宙、そして万物についての答え」を計算すると「生命、宇宙、そして万物についての答え = 42」という答えがでてきます。

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2007年11月13日

URL偽装の手口

■はじめに

 フィッシングでは、見た目そっくりの偽サイトを作成して機密情報を盗み出すと前回書きました。そして、ブラウザ上のURL表示をちゃんと確認することの必要性も書きました。ところがURLは巧妙に偽装されることがあるので、アドレスをチェックしているつもりでも騙される恐れはあります。ここでは、URL偽装の手口を書いていきます。

■偽装その1 見た目と無関係なリンク先

 さて、URL偽装の手口を書く前に確認することがあります。

 ウェブページに貼られているリンクをクリックすると、リンクに設定されているページへ移動します。たとえば以下のリンク1をクリックするとGoogleが表示されます。

1: http://www.google.co.jp/

 リンク2もGoogleへのリンクです。

2: Google

 「Google」という単語に下線が引かれていて、これをクリックするとGoogleへ移動します。このように下線を引く単語がリンク先ページのタイトルを表しているリンクは訪問者にとって分かりやすいものです。

 しかし、あくまで「そうする方が分かりやすい」というだけの話です。下線を引く単語とは完全に無関係なリンク先にしても、リンクの機能としては全く問題がありません。リンク3をクリックするとどこへ移動するでしょうか。

3: http://www.google.co.jp/

 ちゃんと確認しておかないと、これだけでも騙されます。リンクにマウスカーソルを合わせるとステータスバーにURLが表示されるので、それを確認すれば騙されずに済みます。逆に、ステータスバーを非表示していると、偽装を見破るための重要な手がかりを逃すことになります。

■偽装その2 JavaScriptでステータスバーの表示を偽装する

 ところでJavaScriptを使用すると、ステータスバーの表示を変更することができます。この機能は個人のウェブサイトではステータスバーに挨拶を表示するのに使わていたりします。

 この機能を使って偽のURLを表示したらどうでしょうか。リンク3にカーソルを合わせたときにだけステータスバーに「http://www.google.co.jp/」と表示させ、それ以外のときは「完了」とでも表示させれば自然に見えます。

 リンク3のように見た目がGoogleへのリンクで、ステータスバーの表示もGoogleだったら、Googleへのリンクだと勘違いするのも仕方がありません。対策としては、JavaScriptではステータスバーの表示を変更できないように設定すればOKです。

 Firefox 2.0.0.9では以下の手順で設定できます。最初からそのような設定になっていますが、一応書いておきます。

[ツール]メニュー → [オプション] → [コンテンツ] → [JavaScriptを有効にする]の右にある[詳細設定] → [ステータスバーのテキストを変更する]のチェックを外す

 その他のバージョンのFirefox、もしくはその他のウェブブラウザーでの設定方法は未確認です。

■偽装その3 HTMLメールを使用する

 URLの偽装は電子メールでも行われます。URLの偽装に限っていえば、電子メールの場合でもウェブブラウザーと同じ対策をすれば大丈夫です。しかし電子メールの場合に限って油断してしまうような盲点があります。

 よく知られているように、電子メールにはテキスト形式とHTML形式があります。メール送信者は、テキスト形式のメールにリンクを設定することはできませんが、テキスト形式メールの本文にURLやメールアドレスが書かれていると、自動でリンクする機能を持ち合わせているメールソフトは多いです。URLの偽装にはこれが悪用されます。

 どういうことかというと、テキスト形式にそっくりなHTML形式のメールを送信し、そのHTMLメールには前述した「偽装その1」のリンク3の手口を使うのです。すると、受信者はテキスト形式にそっくりな見た目に騙され、偽装されたリンク先を開いてしまうのです。

■最後に……

 URLを偽装してフィッシングサイトに誘導すると最初の方で書きましたが、URLの偽装はそれだけのために使われるものではありません。「悪意のあるウェブサイトに誘導するために使われる」という表現のほうが正確だと思います。

 たとえばそれはグロテスクな画像を載せているサイトかも知れません。あるいは、アクセスするとブラウザーが高速に動き出すような迷惑なサイトかも知れませんし、もしかするとアクセスするだけでウイルスに感染するようなサイトかも知れません。

 このようなウェブサイトへの誘導の場合、リンクをクリックしてもツールバーに表示されるURLを見ればいいや、という考えが通用しません。

 もっとも、リンクをクリックするたびに深刻に考える必要はもちろんありません。怪しいウェブサイトを見分けるための感覚を身につければ、怪しいときだけはしっかりと確認するという程度で十分です。

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タグ:URL 偽装
posted by 北条利彦 at 23:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | ウェブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月11日

フィッシングとは何か

 普段アクセスしているウェブサイトにログインするつもりでIDとパスワードを入力したのに、実は見た目がそっくりな偽サイトだった。それでIDとパスワードが漏えいし、登録している住所や電話番号が漏えいしてしまった。

 ……ということにならないよう対処できますか? 個人情報を取得して迷惑メールを送るという程度ならまだマシですが、銀行のウェブサイトを装って、訪問者の預金を下ろす……なんてこともあり得ます。このように、もともとの正しいウェブサイトに似せたウェブサイトを作成して訪問者を騙すことをフィッシングといいます。

 見た目がそっくりにウェブサイトを作成することは技術的に難しくありません。ですから、ウェブページの見た目で本物かどうか判断することはできないといっていいでしょう。

 偽物か本物か判断するためにすべきは、ブラウザーに表示されるURLを見ることです。たとえば内容がseesaaブログのログインページにそっくりに見えても、seesaaとは異なるURLが表示されていたら、IDとパスワードを入力してはいけません。

 したがって、URLは普段から表示させておき、IDなどを入力する必要のあるウェブサイトのURLは覚えておくのが望ましいといえます。もっとも、IDを入力するたびにURLを確認するのも面倒なので、1度だけちゃんとURLを確認してブックマーク(もしくはお気に入り)に登録しておくのが一番でしょう。
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posted by 北条利彦 at 17:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ウェブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月26日

「ホームページ」の意味

 いまでは、Internet Explorerなどのウェブブラウザーで見ることのできるページをすべて「ホームページ」と呼びますが、もともとホームページとはそのような意味ではなかったようです。

 私が知る限り、元来の意味は「ウェブブラウザーを表示したときに一番最初に表示されるページ」です。この意味での「ホーム」は、どこかに動いたりする際の基点になる位置を意味しています。キーボードで文字を入力するときに指を置く基本の位置のことを「ホームポジション」といいますので、ホームポジションの「ホーム」とホームページの「ホーム」は同じ意味だったことになります。

 このような意味だった「ホームページ」ですが、意味が次第に変化していきます。ウェブブラウザーを開いたときに最初に表示するページには、検索エンジンなどのトップページを設定しておくことが多いものです。そのため、トップページのことをホームページと呼ぶようになります(※1)。この意味では、「http://www.yahoo.co.jp/」はYahoo!のホームページですが、Yahoo!の地域情報(http://dir.yahoo.co.jp/Regional/)はYahoo!のホームページでないことになります。

 そして、インターネットが爆発的に普及してくると、「http://」で始まるアドレスをもつページ、つまりウェブページのことをすべてホームページと呼ぶようになったようです。

 ただし、「ウェブブラウザーを表示したときに一番最初に表示されるページ」という意味でホームページといわれることは今でもあります。実際、Windowsの「インターネットオプション」では、「ホームページ」という項目に設定したアドレスが一番最初に表示されるようになっています(※2)。

 当ブログでは紛らわしさを避けるため、「ホームページ」という用語は基本的に使用せず、「ウェブページ」と表記します。そして、ウェブブラウザーで一番最初に表示されるページを「スタートページ」と呼ぶことにします。


※1(2017年1月1日追記)
 現在はブログなどのコンテンツ管理システムを利用して情報発信することが当たり前ですが、以前はHTMLを手書きしていました。ウェブサイト内のどこにどの記事があるのかはサイト管理者任せであり、記事への固定リンクという概念はなかったため、ウェブサイト内のどこでも好きなところにリンクされてしまうと管理者が更新した際にリンク切れしてしまうのです。

 そこで、ウェブサイト管理者はリンク切れしないページを1ページだけ用意し、そこにリンクしてもらうことを呼びかけていたのです。その1ページに「Welcome to my homepage」と書いていたウェブサイトが多くみられました。

 今ではロボット型の検索エンジンが主流なので「リンクはホームページだけにしてもらう」ということを実現するのはなかなか難しいですが、当時は今と違って登録型の検索エンジンが主流だったので、ウェブサイトの入り口となる「ホームページ」を用意しておくことができたのです。

※2(2017年1月1日追記)
 Microsoft Edgeにはもう「ホームページ」の表記はなく、「起動時に開くページ」とか「スタートページ」と表示されます。
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posted by 北条利彦 at 13:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | ウェブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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