2010年05月15日

ユーザースタイルシート入門 Googleの検索ツールを非表示に

 普段ブラウザーで閲覧しているウェブページは、ページの内容や構造を表すHTMLファイルと、書式情報を表すスタイルシートなどで成り立っています。ページの内容も書式も、普通はウェブサイトの作者が決めるものです。しかし、ブラウザーを利用しているユーザーが、見栄えを変えられるようにした機能というものが存在します。ちょっとしたものでは、ブラウザーの文字の大きさを変えるとか、リンクの色を変えるというものもありますが、実はもっと本格的に見栄えを変えることができます。ユーザースタイルシートは、それを実現するための機能です。これをつかうと、ページの見た目を大幅に変えたり、広告を消すこともできます。
人気ブログランキング

 ユーザースタイルシートはブラウザーの設定のようなものですので、それを適用したブラウザーで見たときのみ表示が変わります。Aさんが作成したサイトをBさんとその他大勢が見ている場合、Bさんがユーザースタイルシートを適用すると、Bさんだけ表示が変わります。なお、自分の好きなように見栄えを変えるには知識やテクニックが必要ですが、設定自体はそこまで難しいものではありません。

UserStyles.png


 ユーザースタイルシートは、Internet Explorer(IE)でも使用できるのですが、IEの場合は設定がすべてのサイトに及んでしまいます。さらに、スタイルシートの解釈がいい加減であるため、IEを使用するのはやめておいた方がよいでしょう。ここでは、Firefoxを使用して説明します。Firefoxでは、サイトごとに、あるいはページごとに書式を設定することができるので扱いやすいです。

 設定にはテキストファイルを編集することで行うので、テキストエディターを用意しておきましょう。なければメモ帳でもできるとは思いますが、EmEditor Freeがお勧めです。さて、編集するファイルは結構ややこしい場所にあります。下記に場所を示しますが、GombeiはWindowsにログインしているユーザーの名前、RondomStringは英数字のランダムな並び、ProfileNameはFirefoxで使用しているプロファイルの名前です。この3つのフォルダーは人によって変わってしまうのですが、1つの上のフォルダーを開いてみれば適切なものがどれか分かると思います。たとえば、Windows 7であれば、Cドライブのすぐ下にある「ユーザー」というフォルダーの下に自分の名前のフォルダーがあると思いますので、それを選択して進んでいって下さい。また、途中に隠しフォルダーもあるので、隠しフォルダーを表示する設定にしておいて下さい。

Windows 2000, Windows XP
C:\Documents and Settings\Gombei\Mozilla\Firefox \Profiles\RondomString.ProfileName\chrome\userContent.css

Windows Vista, Windows 7
C:\Users\Gombei\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\RondomString.ProfileName\Chrome\userContent.css

 chromeフォルダーまでたどりついても、userContent.cssは存在しないと思います。ただし、userContent.cssのサンプルファイルがあると思いますので、それをコピーして、名前を[userContent.css]をにします。次にユーザースタイルシートをテキストエディターで開きます。

 既にファイルにはいろいろと書かれていますが、ファイルの最後に次の文字列を入力して下さい。これは、Googleの検索結果において検索ツールを非表示にする書式です。
@-moz-document url-prefix("http://www.google.co.jp/search")
{
  #leftnav { display:none !important; } /* 検索ツール非表示 */
  #center_col { margin:0em !important; } /* 検索結果一覧の左の縦線を消す */
}

 これを書き加えたら、userContent.cssを保存してFirefoxを再起動します。Google検索して、左側に表示されていた検索ツールがなくなっていれば成功です。

HideTools.png
web拍手 by FC2
posted by 北条利彦 at 09:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | ウェブブラウザー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月01日

ROM

 私見ですが、ROM(Read Only Memory)は2通りの意味で使われます。ひとつは、名前通り「読み取り専用記憶装置」という意味です。たとえばDVD-ROMというのは、読み取りしかできない、データ用のDVDのことです。このほかに、不揮発性の(電源を切ってもデータが消えない)半導体メモリーのことを指す場合があります。後者の意味では“Read Only Memory”という名前とは全く関係がなさそうに思えますが、技術の進歩の元をたどると、なぜこのような単語になったのかが分かります。

人気ブログランキング


 当初、半導体メモリーといえば揮発性のRAM(Random Access Memory)と不揮発性のROMでした。これら2つを用途によって使い分けるわけです。

 コンピューターを出荷してから、一度も書き換えなくても良いデータというのもそれなりにあるので、そういう部分にはROMが使用されていました。しかし、それでも書き換えられないというのは不便なものです。そこで、ROMに似通った技術を使って、1度だけ書き込むことのできるメモリーや、書き換えが可能なメモリーが作られていきます。これらの書き込みができるメモリーにもROMという名前がついているのがややこしいところです。「読み取り専用のメモリーだからROM」という名前なのではなく、「ROMと名前のつけたデータ記録技術」だと納得するしかないと思います。ROMと名をつけた技術が、技術の進歩によって名前に反する技術になっていったわけです。

 1度だけ書き込みができるROMというのが、PROM(Programable ROM)です。プログラムというのは、その他の一般的なデータとは違い、一度作ってしまえば内容を更新しなくても使えるものです。そうやってPROMの名前を覚えるのが良いかと思います。もっとも、現実には、プログラムを作った後でバグが発覚するなどして更新の必要が出てくることはあります。

 1度だけの書き込みというのも不便ですから、今度はデータ書き換え可能なROMというのが出てきます。これがEPROM(Erasable PROM)です。“Erasable”という名前は「消去可能」ということを意味します。「書き換え」と「消去」では言葉自体の意味は異なりますが、ソフトウェア的には同じ意味です。“0”や“1”のデータが意味のある並びになっているのが普通のデータですが、これを消去するというのは、“0”や“1”をバラバラに書き込むことであったり、すべて“0”にするという操作を意味します。つまり、書き換えと同じことです。

 EPROMは書き換えができるから、もう十分だろう……というと、そうではありません。書き換えはできても、一度に全部を書き換えることしかできません。そこで、部分的に消去できるROMというのが出てきます。これがEEPROM(Electrically EPROM)です。Electricallyはもちろん、「部分的に消去可能」という意味ではありません。「電気的に消去可能」という意味です。EPROMは紫外線で消去していたのですが、EEPROMは電気で消去するため、この名前です。

 さて、EEPROMで部分消去可能になりましたが、さらに技術は進歩していきます。EEPROMよりも高速に書き換えが可能なフラッシュメモリーの登場です。素早く書き換えができるのは非常に便利なようで、今はフラッシュメモリーがいろいろなところで使用されています。フラッシュメモリーは、USBメモリーや、iPodに使用されていることが有名です。

 この記事で書いたROMを以下にまとめます。

元祖ROM …… 工場出荷時に書き込まれる。ユーザーが書き込むことは不可能。
PROM  …… 1度だけ書き込み可能。
EPROM …… 紫外線で消去可能(一度に全消去)
EEPROM …… 電気的に消去可能(全消去、部分消去)
フラッシュメモリー …… 電気的に消去可能(全消去、部分消去)、高速
web拍手 by FC2
posted by 北条利彦 at 09:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | データ記憶・保存 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月27日

PowerShellスクリプトを起動

 当ブログでは初心者向けに解説記事を書いてきましたが、ネタが出てこないことが多いので、管理者向け、開発者向けの記事もこれからは書いていこうかと思います。かなり初歩的な話から、プロでも役立つ(かも知れない)話まで、レベルがばらばらになりそうですが、ご容赦下さい。

 さて、上級編の1件目はPowerShellです。PowerShellでは .ps1 の拡張子をつけたスクリプトを使用できますが、これをダブルクリックしてもそのままでは起動できません。いちいちウインドーを開いてコマンドを打つのは面倒なこともあるので、ショートカットに登録してみましょう。

 ショートカットを作る前に、[ファイル名を指定して実行]からPowerShellスクリプトを動かす実験です。単純に考えると、これで実行できそうです。

コマンド
PowerShell "D:\Test Script\Test.ps1"
実行結果
……?

 しかし、何やら赤い文字が書かれている画面が出てきたかと思ったら、すぐに消えてしまいます。人によっては想像がつくかもしれませんが、スクリプトの実行が終わるとすぐにウインドーを閉じてしまうため、そうなります。

 次のようにすると、スクリプトの実行が終わっても画面をそのまま残してくれます。

コマンド
PowerShell -noexit "D:\Test Script\Test.ps1"
実行結果
PsError.png

 さて、表示されているエラーが読めるようになりました。

 どうやら、スクリプトの位置を"D:\Test"だと勘違いしているようです。ちょうど半角空白の位置から後ろが無視されてしまっているので、半角空白のところが問題なのでしょう。上記のコマンドでは、どうやら二重引用符("")の内側をPowerShellのコマンドだと認識されるようです。ということは、半角空白の部分をエスケープすれば解決しそうです。

コマンド
PowerShell -noexit "D:\Test` Script\Test.ps1"
実行結果
PsOk.png

 ようやく実行できるようになりました。

 あとは、ショートカットを作成するだけです。デスクトップやフォルダーの何もないところで右クリック→[新規作成]→[ショートカット]をクリックすると、[ショートカットの作成]ダイアログが開きます。あとは、先ほどのコマンドを入力し、画面に従って進んでいくと作成されます。

人気ブログランキング


 なお、初期状態ではそもそもスクリプトを実行できないようになっているので、一度は次のコマンドを実行して下さい。

> Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
web拍手 by FC2
posted by 北条利彦 at 20:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | PowerShell | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月06日

Word 2007で、文字列を表にする

 既にテキストエディターか何かに入力されているいくつもの文字列を、Wordの表に入力したいときがあります。このとき、マウスを使って1つずつ入力していくのは手間がかかります。これをまとめて行う方法を紹介します。

 まず、Word 2007の場合は「文字列を表にする」という機能を使用します。これはコンマなどの記号と、改行で区切られた文字列を表に変換する機能です。操作方法は次の2つの図の通りで、まずは対象となる文字列を選択し[挿入]タブの[表]をクリックします。[文字列を表にする]フォームが開かれたら、[OK]です。これで、3番目の図のように表が作られます。

 なお、便宜上、図では2段組の文章にしています。

ToTable1b.png
↑[文字列を表にする]をクリック


ToTable2.png
↑[OK]をクリック


ToTable3.png
↑表が生成された


人気ブログランキング
web拍手 by FC2
posted by 北条利彦 at 22:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | MS Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月27日

JPEGは繰り返し保存で画質劣化する

 デジタルでは何回コピーしようとデータが劣化することはないのですが、それもやり方次第です。

 たとえば、非可逆圧縮方式であるJPEG形式の画像は、画像処理ソフトでファイルを開いて、[名前をつけて保存]や[上書き保存]を行うと、それだけでもデータは劣化します。JPEGの画質設定を下げると画質が悪くなることとは別で、開いて保存するだけでも画質は劣化するのです。

 理由は後にして、実際にやってみましょう。

 このブログを表示したブラウザーを画面キャプチャーしたのち、簡易画像処理ソフトのJTrimに貼り付けます。そして、JPEG形式で保存したのが次の画像です。ファイル名は[Image00.jpg]としておきます。

Image00.jpg


一度JTrimを閉じてから、この画像を再びJTrimで開き、[名前をつけて保存]で"Image01.jpg"という名前をつけました。どちらの画像も、見ただけでは違いが分かりません。しかし、ファイルサイズは以下の通りになりました。

Image00.jpg - 52224バイト
Image01.jpg - 51712バイト

 わずかながら画像が変化していることが分かります。

 前回の記事「データの圧縮」で書いたように、JPEGは非可逆圧縮方式です。したがって、一度圧縮してから元に戻すと、元の画像には戻らないのです。「Image00.jpgは既にJPEG圧縮されて画質が下がったから、開いたり保存したりしても画質はこれより悪くなったりしないだろう」という理屈も成り立ちません。

 JPEGの圧縮や展開には、複雑な実数計算が伴います。そして、コンピューターによる通常の実数計算ではどうしても誤差が伴うものです。そのため、圧縮処理・展開処理をすれば、多かれ少なかれ画質の劣化が生じます。「圧縮率を変えなければ画質劣化しない」と言われることも多いですが、間違いです。誤差を伴う計算を含んでいる以上、同じ圧縮率でも画質は劣化していきます。ただし、10回や20回繰り返しても見た目で判別はできませんので、実用上は問題ないといえます。

 なお、Windows上のファイル操作でコピーや貼り付けをする場合には、圧縮・展開処理が行われないので、わずかな画質の劣化すらありません。画質の劣化はあくまで、画像処理ソフトで開いたり保存したときに生じるものです。

人気ブログランキング
web拍手 by FC2
posted by 北条利彦 at 16:53 | Comment(2) | TrackBack(0) | 基礎知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月11日

データの圧縮

概要

 今回は記事名の通り、データの圧縮について書きます。

 まず、データを圧縮してから、再びそのデータを使用するまでには、下図の手順を踏みます。これは、どのような圧縮形式でも同じです。手順といっても、圧縮してデータのサイズを小さくして、展開して元に戻すだけです。

 圧縮すると、サイズの小さい圧縮されたデータが得られるので、この状態のまま保存しておけばディスク容量の節約になります。また、ネットワークのアップロードやダウンロードには時間がかかることが多いですが、圧縮されたデータを転送する場合なら、通信にかかる時間は大幅に短くなります。

Compress.png

可逆圧縮と非可逆圧縮

 圧縮方法の分類はいくつかあるのですが、その中に「可逆圧縮」と「非可逆圧縮」というものがあります。

 可逆圧縮というのは、圧縮前のデータと、一度圧縮して、復号されたデータが完全に一致するものです。これにはLZHやZIPなどがあります。

 一方の非可逆圧縮は、圧縮前のデータと復号されたデータが完全には一致しませんが、その代わりに、可逆圧縮に比べて圧縮されたデータのサイズが非常に小さくなります。大概のファイルは少しでもデータが変わってしまうと正常に読み込めなくなるものですが、音声や画像や映像のデータは音質や画質がいくらか落ちても大きな問題はありません。それを利用して、圧縮しやすいようにデータを少し変更してから圧縮を行うのが非可逆圧縮です。

圧縮・展開の操作

 概要のところで、圧縮することと展開することが必要なのはどのような圧縮形式でも同じだと書きました。このことは間違いないのですが、ソフトウェアや圧縮形式によって、データを圧縮・展開する操作を人が行う必要があるものと、ファイルを保存するときにソフトウェアが自動で圧縮してくれるものがあります。

 JPEGやPNGなどの画像の圧縮形式や、MPEGなどの動画の圧縮形式では、それらを編集するソフトウェアで保存すると、自動的に圧縮を行ってくれます。展開も、ファイルを開いたときにソフトウェアが自動的に行います。つまり、これらの圧縮形式は、普通にファイルを保存したり開いたりするだけで、ソフトウェアが勝手に圧縮・展開してれるわけです。

 一方、Wordの文書をLZHやZIPで圧縮するときは、パソコンを使う人が圧縮の操作する必要があります。実際にやることは簡単で、圧縮解凍ソフトで圧縮したいファイルを開くだけです。LZHやZIPを開くときも、圧縮ファイルを展開する操作を人が行って、ようやく展開されて出てきたファイルを開けるようになります。

二重圧縮

 JPEG画像をLZH圧縮するなど、既に圧縮されている画像をさらに圧縮した場合、ファイルサイズはほとんど小さくなりません。場合によっては、逆に大きくなる可能性もあります。

 これはちょうど、ふとんの圧縮と同じようなものです。普通の状態のふとんは空気を多く含んでいるので、圧縮袋に入れて圧縮すればかなり小さくなります。しかし、既に圧縮したふとんを、圧縮袋ごと別の袋に入れて圧縮しても小さくなりませんし、逆に、圧縮袋を重ねる分だけ大きくなる可能性があるわけです。

人気ブログランキング
web拍手 by FC2
posted by 北条利彦 at 10:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | データ記憶・保存 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月10日

Firefoxに見るOSの役割

 しばらく更新しない間にWindows 7を購入したので、今回からは画面の画像がWindows 7仕様になります。

 さて、今回はFirefoxのウイルスチェック機能についてです。Firefoxの比較的新しいバージョン(2.0以降?)を使用している人なら、ダウンロードするときに表示されるウインドーで、ウイルスチェックが行われるのを見たことがあるかと思います。

FxCheckVirus.png


 このウイルスチェックの機能は、Firefox自体についているものではありません。ウイルスは日に日に新しいものが出ているので、ウイルスを駆除するためのデータも頻繁に更新する必要があります。これをウェブブラウザーの機能の一部にするのはかなり大変です。

 ではどうしているのかというと、Firefoxは、コンピューターにインストールされているウイルス対策ソフトの機能を呼び出して使っているのです。ただ、他のソフトの機能を呼び出すこと自体、なかなか大変なのです。

 ウイルス対策ソフトは特に有名なものはウイルスバスターと、Norton AntiVirus(以下、Norton)ですが、このほかに、有名なところでもNOD32、ZERO、Avast、AVG、カスペルスキー、マカフィーがあり、一説によると、全部で数十種類あるとか……。

 これらのソフトについて、どの機能を呼び出せば、保存されているファイルのウイルスチェックができるのか調べて、それを実装して、ちゃんと動くかどうか検証するのは大変な労力がいります。人が操作する分にはマウスで画面をクリックしていけば良いのですが、あるアプリケーションが別のアプリケーションの機能を呼び出すとなると大変です。

 たとえば、Firefoxに、Nortonのウイルスチェックを呼び出す機能を作りたいとします。そのためには、まずNortonの仕様を調べて、どの機能を呼び出せば良いのか把握しなければなりません。そして、Nortonのウイルスチェックを呼び出す機能をFirefoxに実装して、それがちゃんと動くかどうか確かめなければなりません。さらに、Firefoxがインストールされているパソコンに、Nortonもインストールされているかどうか確認する機能も必要です。

 このような事柄を、数十種類のウイルス対策ソフトごとに作るのは、効率的なやり方とはとてもいえません。

 ではどうしているのかというと、実はWindows自体にウイルス対策ソフトを登録しておく機能があるのです。そして、アプリケーションがウイルスチェックを呼び出すための命令も、Windowsに用意されています。Firefoxはそれを使っているものと考えられます。

FxCheck.png


 Firefox以外にも、ウイルスチェックの機能が必要ならば、Windowsの命令を呼び出すことでウイルスチェックができます。

 このように、複数のアプリケーションに共通して必要になる機能というのはいくつもあります。プリンターで印刷する機能や、ウインドーの枠を表示する機能などがそれです。このような機能を、アプリケーションごとにいちいち作っていると大変なので、共通して必要になる機能を誰かが作って、他の人はそれを利用する……という仕組みが必要です。その役割を果たしているのがOSです。

人気ブログランキング
web拍手 by FC2
posted by 北条利彦 at 11:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソフトウェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月01日

ウェブページの画像を保存する

 Internet ExplorerやFirefoxでは、画面に表示されている画像をドラッグしてデスクトップなどにドロップすることで、その画像を保存することができます。

DAndDSave.png


 背景の画像はドラッグできないので、この方法では背景画像を保存することはできません。しかしFirefoxでは、背景画像のあるところを右クリックすると[背景画像だけを表示]というメニュー項目が表示されるので、これをクリックして背景画像のみを表示させられます。その後、ドラッグ&ドロップでも[ファイル]メニューから[名前をつけて保存]でも保存できます。

ShowBackground.png


人気ブログランキング
web拍手 by FC2
posted by 北条利彦 at 22:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ウェブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月21日

仮想記憶(仮想メモリー)とは

 Windows XPを使っていると「仮想メモリが不足しています」という警告が表示されることがあります。この仮想メモリーについて書きます。

 仮想メモリーの説明をする前に、まず非常に重要な事実を3つ挙げます。

  • データを記憶するためにメインメモリーとハードディスクがパソコンに搭載されている
  • メインメモリーの容量は小さいが、データの読み書き速度は高速
  • ハードディスクの容量は大きいが、データの読み書き速度は低速

 人が何か操作をしたとき即座に応答してほしいので、使用中のデータはできるだけ、メインメモリーに格納しておきたいところです。したがって、実行中のプログラムや、そのプログラムが使っているデータはメインメモリーに格納しておきます。メインメモリーは容量が小さいので、それ以外のデータは基本的にメインメモリーには格納せず、ハードディスクに格納しておきます。

 メインメモリーに記憶する情報はその程度なのですが、それでもメインメモリーが不足することは多々あります。そうなると、それ以上はプログラムを起動できず、既に実行中のプログラムが新たなデータを処理することもできなくなります。

VirtualMemory2a.png


 そうなってしまうと困るので、メインメモリーの領域が不足したら、メインメモリー上にあるデータの一部をハードディスクに移します。

VirtualMemory2b.png


 するとその分だけメインメモリーに新たな空きができるので、プログラムは処理を継続できるようになります。

VirtualMemory2c.png


 これらの図のように、メインメモリーの容量が不足すると、一部のデータをハードディスクに移してメインメモリーの空きを作ります。逆に、ハードディスクに退避したデータが必要になった場合は、メインメモリーにあるデータと、退避しているデータを交換します。

 このように、メインメモリーなどの高速小容量のメモリーが不足したときのために、退避先としてハードディスクなどの低速大容量のメモリーを使う仕組みのことを仮想メモリーと呼びます。

 さて、ここで問題になるのは、メインメモリー上のデータを処理することに比べて、ハードディスクにデータを書き込むことは非常に時間のかかることです。

 待避したデータが少ないときは、アクセスしたいデータがメインメモリー上にある可能性が高いので、たまに処理が遅くなる程度で済みます。メモリー不足でプログラムがエラーになるよりマシなので、処理がいくらか遅くなっても大目に見ようというわけです。

 待避したデータが多くなるほど、アクセスしたいデータがハードディスク上にある可能性が高くなります。そうなると、ちょっとした処理でハードディスクにアクセスすることが多くなり、コンピューター全体の処理が遅くなってしまいます。

 結局はバランスの問題なのですが、ハードディスクに待避できる容量を制限し、極端な速度低下を防ぐようになっています。

 すると、あまりに多くのデータを処理しようとすると、メインメモリーの容量も退避先の容量も不足し、プログラムの動作に差し支えるようになります。冒頭の「仮想メモリが不足しています」というメッセージは、そのような状態になったという警告です。

人気ブログランキング
web拍手 by FC2
posted by 北条利彦 at 23:05 | Comment(1) | TrackBack(0) | データ記憶・保存 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月19日

サーバー・クライアントモデル

 コンピューターがデータを扱うためには、そのコンピューターの電源が入っていなければなりません。したがって、2台のコンピューター同士がネットワークに接続してデータをやりとりするためには、2台とも電源が入っている必要があります。ここまでは当たり前の話です。ところが、AさんがBさんへ電子メールを送信したとき、Bさんのパソコンの電源が入っていなくても、Bさんは後でパソコンの電源を入れたときにメールを受信することができるのです。

 この場合でも、電源が切れているコンピューターとは通信できないというのは紛れもない事実です。それでもBさんにメールが届くのは、AさんのパソコンからBさんのパソコンに届くまでの経路に、24時間稼働の別のコンピューターがいるためです。

 そのコンピューターでは「サーバー」と呼ばれるソフトウェアが常に動いていて、メールを受け付けています。一般に、他のコンピューターからの接続を受け付けるためのソフトウェアをサーバーといいます。メールに関係する通信を受け付けているサーバーがメールサーバーです。

 次の図のように、Aさんがメールを送信するときには、Bさんのパソコンに直接届くわけではなく、まずメールサーバーにAさんが送信します。すると、メールサーバーがそのメールを保存しておきます。メールサーバーはいつでも起動しているので、Bさんのパソコンが起動しているかどうか気にすることなく、Aさんはメールを送ることができます。

 その後、Bさんがメールをチェックするためにメールサーバに接続すると、さきほど届いたAさんのメールが、Bさんのパソコンまで届くわけです。もちろんBさんも、Aさんに合わせてパソコンを起動する必要がありません。

ServerClient.png


 サーバーが使われているのはメールだけではありません。ウェブブラウザーでどこかのウェブサイトを見るのも、世界のどこかに設置されたサーバーに接続してデータをもらってきているのです。ウェブサイトのデータをくれるサーバーのことをウェブサーバーといいます。

 また、一般に、サーバーに接続してデータをやりとりするためのソフトウェアのことをクライアントといいます。そして、ウェブやメールなど、クライアントがサーバーに接続してデータをやりとりする仕組みのことをまとめて「サーバー・クライアントモデル」といいます。

人気ブログランキング
web拍手 by FC2
posted by 北条利彦 at 20:35 | Comment(0) | TrackBack(1) | 通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。